プログラミングが2020年から必修化になりました。
ただ、なぜ必要なのかってなかなか分からないですよね。
そこで現役のシステムエンジニアの私が考える、
- 子供におけるプログラミングの必要性
- プログラミングを学ぶことがどのように役に立っていくのか
を伝えたいと思います。
プログラミングを学んでおくと大きな差が出ます。
早いうちからプログラミングを学んでおくことをおすすめします!
子供のプログラミングが必要な理由:①システムを理解するため
今の世の中はどこへ行ってもシステムであふれていますが、システムはすべてプログラミングで作られてます。
システムを理解することはいくつかメリットがあります。
子供がプログラミングを理解したほうが良いメリット:世の中の進歩についていく
システムやIT業界はとても早いスピードで進化します。
身の回りでいうと、スマホは2008年に日本で発売され、約10年で持っていない方が少数なところまで普及しました。
次の電車を確認する際に、アプリをワンタッチするだけで次に来る電車が見れます。
AmazonGoって知っていますか?
2018年に話題になったAmazonが作った無人コンビニです。
参考リンク:AmazonGo紹介記事
入店時にカメラで顔を認証し、物を棚から持って出るだけで自動的に決済される。
そんなすごい世の中がもう目の前に迫っています。
今の子供達の未来はもっと加速して進歩していくと思います。
そのためシステムを作るプログラミングを理解して進歩についていく必要があります。
子供がプログラミングを理解したほうが良いメリット:システムが使いこなせると便利になる
世の中が便利になっても、使いこなせないと恩恵が受けれないですよね。
システムを使いこなすにはやっぱりシステムを理解する力が必要です。
例えば、ハードディスクレコーダーでテレビ番組を録画している家庭は多いと思います。
ドラえもんやサザエさんのような毎週決まった時間の番組を録画する時に毎回選んでいませんか?
大体のレコーダーは毎週決まった時間で録画することが出来ます。
それを知っているか知らないかで大きく手間が変わってきます。
ほんの1つの事例ですが、知っている人と知らない人では大きく便利さが変わります。
身の回りにたくさんあるシステムを使いこなす知識があると生活がとても便利になるため、プログラミング知識はあったほうが良いです。
子供のプログラミングが必要な理由:②学校や日常で役に立つ能力が鍛えられる
プログラミングを学ぶ経験を通じて、日常から役に立つ力が身につきます。
小さな頃から身につけておくと有利になるため、ぜひ小さな頃から勉強してほしいです。
子供がプログラミングで伸びる力:論理的思考
プログラミングは1つずつ処理を機械に命令して動きます。
そのため、机の上のコップを取るという動作でも1つずつ機械に命令する必要があります。
①コップの位置を確認する
②机の高さまで手を挙げる
③コップの位置(左右)に手を動かす
④コップを握る
プログラミングでやりたいことを実現するために、それぞれの処理を組み合わせていく経験を通じて論理的思考が身につきます。
論理的思考は先生や友達に説明する力、やりたいことを達成するための順番を考える力に役立ちます。
やりたいことを叶えるためには論理的思考がとても重要です!
子供がプログラミングで伸びる力:課題発見力/課題解決力
1回目に作ったプログラミングの処理が思い通りに動くことはまずありません。
思い通りに動かなかったのはどこがいけなかったのか、どうすれば良いのかを考えて修正&再チャレンジを何度も行います。
どこがいけなかったのかを見つける課題発見力。
課題はどうすれば解消するのかを考える課題解決力。
この2つをプログラミングでは経験&身につけることが出来ます。
算数で計算ミスをした際に、どこが間違っていたのか、どうすれば間違えずに計算出来るのかを考えることができるようになります。
1度した失敗を繰り返さないようにするために、課題発見力と解決力は必要な力です!
子供がプログラミングで伸びる力:集中力
子供の集中力の伸ばし方って知ってますか?
子供の集中力は「子供自身で課題を見つけ、それを自分なりに解決する時」に生まれるということが研究から分かっています。
引用:「集中力」を高める学習環境の設定について
プログラミングは作りたい目標/課題があり、それに向かって自分で試行錯誤して達成する経験が出来ます。
そのためプログラミングは集中力を伸ばすのに良い習い事です。
子供のプログラミングが必要な理由:③将来働く際に有利になる
学校などで有利になるだけでなく、大人になってからでもプログラミングは有利にはたらきます。
子供がプログラミングで将来に差が出る理由:IT業界はまだまだ伸びる
引用元:経済産業省
政府から出されている資料ですがこれからまだ右肩上がりの産業で、2030年で人材が59万人足りないとされています。
また、これから人口が減っていく中でサービスを維持するにはシステムが不可欠です。
これから大きく発展が見込める市場のがIT業界です。
子供がプログラミングで将来に差が出る理由:システムが作れる
質問箱(Peing)というサービスを知ってますか?
このサービスは個人が1日で作ったものですが、1ヶ月後には2~3億円(推定)で譲渡されました。
非常に夢のある話です。
システムを作れるのはプログラミングを知っている人だけです!
子供がプログラミングで将来に差が出る理由:システム使う側でも重宝される
システムを作らない仕事になったとしても、プログラミングは生きます。
世の中でシステムを使いこなせない人はとても多くいます。
そのためシステムを使いこなせる人は重宝されます。
本当に神のごとく思われることもあります。
また、自分がシステムを発注する立場になったときに、どういうことがシステムで実現可能かを考えることが出来るのはとても大きなメリットになります。
子供のプログラミングが不要という人は無視をしよう
とても便利なプログラミングですが、一定数でプログラミングは不要という人はいます。
代表的なものについて回答していきます。
子供のプログラミングを無駄と言う人は、プログラミングをやったことがない
プログラミングをやっても無駄と言われたら聞いてみてください。
プログラミングの経験ありますか?って。
おそらく無いという人がほとんどだと思います。
プログラミングで得られる効果や能力を考えたらやって無駄なんてなりません!!
子供のプログラミングが意味ないなら、世界中で広がっていない
子供へのプログラミング教育は世界でもどんどん広がっています。
・エストニア
バルト三国のひとつエストニアは無料で使えるコミュニケーションツールであるSkypeが生まれた国であり、IT先進国としても知られています。
公的機関などもオンラインを広く活用しており、2012年にプログラミング教育推進プログラムが開始されました。
小学1年生からプログラミング教育が始まり、Microsoft社がこの活動を支援しています。
・イギリス
イギリスでは、2013年のナショナルカリキュラム(教育の国家基準)で、Key Stage1~4(5~16歳までの義務教育期間)の全学年にアルゴリズムの理解やプログラミング言語の学習を取り入れた「Computing」の授業を必修化すると定めました。
プログラミング教育においては、国家プロジェクトとして教育者の育成に力を入れています。
・インド
IT先進国のひとつとされるインド。
インドではICT教育に力を入れており、2005年からICTまたは、コンピューターサイエンスとして初等教育(日本の小・中学校)から授業があります。
引用元:コエテコ
子供のプログラミングの必要性:まとめ
プログラミングはこれからますます注目される教育です。
子供の頃だけでなく、大人になってからでも役に立つ能力が伸ばせます。
ぜひ子供にプログラミング習わせて、他の子から一歩抜け出して成長しましょう
・身の回りのシステムやアプリを使いこなすことが出来る
・説明力や段取り力が身につく
・将来働いた時に重宝される